周りに音を発する音源がないのに、「キーン」や「ジー」などといった不快な音が耳の中で聞こえる状態です。頭の中で鳴っているように感じる方もいらっしゃいます。
原因や詳しいメカニズムはまだ解明されていません。
耳鳴りのある方は何らかの難聴を伴っている方が多いです。
(耳鳴り患者様の約80%の方には難聴があると言われています。)
などがあります。
などがあります。
周囲に音源がないのに自分には音が聴こえるという症状です。この症状による不快感から精神的ストレス・不眠・肩こりなども起こり、悪循環が起こってしまいます。
上述した悪循環が解消されるよう患者様の症状に応じた薬を選択して処方させていただきます。
ただし、耳鳴りには誰にでも効果のある特効薬はありません。そして長期間(3ヶ月以上)内服しないと
効果がでにくいことが経験上多いです。
耳鳴りに難聴(特に突発性難聴←早急な治療が必要)やめまいが伴っているようであれば、その治療を優先します。また高血圧や聴神経腫瘍・脳動脈瘤などの原因がわかれば、各々の専門医による治療が必要となります。(その場合は連携する総合病院へご紹介させていただきます。)
補聴器の対象は、普通の声が聞き取りにくい方から大きな声でも聞き取りにくい方まで様々です。
診察で鼓膜の状態を拝見させていただき、耳垢栓塞(みみあかが詰まっている)や中耳炎などがないか判断します。その上で聴力検査などを実施させていただき、患者様とご相談の上、補聴器の必要性を検討していきます。最初に言っておかないといけないのは、補聴器の使用によって、若い時の聴こえがそのまま取り戻せるわけではありません。補聴器独特の聴こえ方というものがあり、それに対して慣れて頂くことが大切です。デジタル化によって補聴器の性能は格段に向上したものの、まだまだ改善の余地はあります。
補聴器の効果が見込まれる方には、当院での補聴器外来の予約を取らせていただきます。(毎月2・4週の木曜午前)この外来では医師と認定補聴器技能者が患者様に最適な補聴器の選択や調整、装用のアドバイスなどを行っていきます。また、補聴器の調整は1回で上手くいくことは少なく、使用していただきながら幾度かの調整が必要になることが多いです。
※ 補聴器外来は一般外来で予約を取らせていただいた患者様のみ受診が可能です。補聴器をご希望の方はまずは一般外来を受診ください。
補聴器の購入に関しましては、当院ではまず2週間のお試し期間(無料)を設けております。効果のある患者様に購入を勧めさせていただいております。(もちろん2週間使用していただいて気に入らなければ購入する必要はありません。)
などがあります。
耳の穴の中に入れる超小型タイプの補聴器で、目立ちにくいです。基本的にはオーダーメイドで、使用される方の耳の形状に合わせてお作りさせていただきます。(既製品もありますが、耳の形状に合わない場合もあります。)ご注文から1週間程度で出来上がります。
耳の上にかけて装着するタイプの補聴器で、比較的目立ちにくいです。種類も多く、カラーバリエーションも豊富ですのでお好みの物をお選びいただけます。
耳鼻咽喉科医の診察を受けずに補聴器を購入してしまうと、難聴が軽快したように感じてしまうので、耳の治療すべき病気が見逃されているケースを多々見受けます。耳の病気といえども生命に関わってくる病気もありますので、補聴器の購入は耳鼻咽喉科を受診してからにしていただくようお願いいたします。
当院院長は補聴器適合判定医(厚生労働省認定)であり、補聴器相談医(日本耳鼻咽喉科学会認定)でもあります。補聴器を検討されている方や現在使用中の補聴器に満足されていない方はお気軽にご相談ください。
当院の補聴器外来は補聴器の販売ももちろん行いますが、以前購入した補聴器が上手く使用できない方などの補聴器の使用方法を含めたご相談にも乗らせていただきます。また、補聴器に興味のある方(どんな物か見てみたい・使用してみたいと思っている方)も遠慮なくお気軽にご相談ください。
市川市 妙典駅直結の耳鼻科
〒272-0111 千葉県市川市妙典4-2-12
妙典駅徒歩30秒(駅高架下)
耳鼻咽喉科、小児耳鼻咽喉科、アレルギー科
平日 9:00 - 12:00 15:00 - 19:00
土曜 9:00 - 12:00
休診日 水曜、日曜、祝日
※ 当院は常時医師2~3名体制で診療を行っています。
薬物療法:循環改善薬、ビタミン剤、漢方薬、抗不安薬、筋弛緩薬、抗うつ薬などを
使用していきます。