ノドに異常を感じる場合、扁桃炎や咽喉頭炎、気管支炎などのよくある病気から、声帯ポリープや悪性腫瘍、ぜんそく、アレルギーが関連している場合もあります。
また、脳・脳神経の変性疾患や腫瘍などが原因で、ノドに異常を感じることもあります。
などがありますが、患者様ごとに色々な表現をされます。
また、その原因は様々であり、場合によっては症状が重い病気のシグナルになることがありますので注意が必要です。
逆流性食道炎は、胃酸が食道に逆流することで、ノドの違和感や胸焼けなどの症状を起こす病気です。
食道下部の筋肉が緩んだり、ストレスなどによって起こる胃酸過多などが原因となることが多いです。
胃酸がノドにまで逆流してくると、ノドの違和感・異物感、声が出にくい、咳といった症状が起こることがあります。ファイバースコープで観察すると、逆流性食道炎の方では、喉頭粘膜の腫れを認めることがあります。
逆流性食道炎と考えられる場合は胃薬の中でも特に胃酸逆流を抑える働きの強いもの(プロトンポンプ阻害薬)の処方を行います。油ものの摂取をできるだけ控えることや、食後2時間は横にならないといった注意も必要になります。
胸焼けが長い間続き、食事の時にのどの奥に痛み・しみる感じ・つかえる感じ、体重減少などの症状がある場合は、稀ながら食道がんの可能性もあるため、食道・胃カメラの実施可能な連携する総合病院にご紹介させていただきます。
のどには喉頭(こうとう)という器官があり、また喉頭には声帯があり、息を吸うと声帯が開き、声帯が閉じて息を吐く時の圧力を利用して声帯を振動させることで、発声する仕組みとなっています。
そして、声帯に異常が起こることで、声のかすれがでてきます。
などの音声になる状態をいいます。
原因として、風邪からくる声帯の炎症、声をよく使う職業の方に多い声帯ポリープ、喫煙による喉頭がん、甲状腺がんによる神経麻痺、声帯萎縮という年齢変化など、様々なものがあります。
風邪からくる声帯の炎症などであれば、声を出さずに安静にすることで風邪の治りと共に数日で回復しますが、その他の場合には声のかすれが長く続きますので、 風邪のような症状がないまま数週間経っても声がもどらないようであれば、必ず耳鼻咽喉科を受診するようにして下さい。
まずは、声のかすれの原因が何であるかと精査することが重要です。
耳鼻咽喉科では、ファイバースコープによって声帯を観察し、実際に発声状態と併せて
その原因を探ります。そして、吸入や投薬による保存的治療、声の出し方を指導する声の
リハビリテーション(腹式呼吸法)、手術等の方法を必要に応じて組み合わせて治療していきます。
市川市 妙典駅直結の耳鼻科
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耳鼻咽喉科、小児耳鼻咽喉科、アレルギー科
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土曜 9:00 - 12:00
休診日 水曜、日曜、祝日
※ 当院は常時医師2~3名体制で診療を行っています。
ノドの違和感は、主に「ノドに腫瘍などがある場合」と「ノドの炎症で起こる場合」に大別されます。まずは、その違和感を特定するために、ファイバースコープなどでノドの状態を確認し、原因を探ります。
各種検査により、のどにできものが無いと確認された場合は、炎症性あるいは心因性のものと考えられます。また近年、ノドの違和感を起こす病気として逆流性食道炎が取り上げられることが多くなっています。ノドの違和感・痛みを訴えて医療機関を受診される方が増えていますが、その原因は様々ですので、やはり一度は専門である耳鼻咽喉科を受診されることをお勧め致します。